新規事業イメージ

新規事業を実際に立ち上げて、学んだりした事。

とりあえず、ブログを書くという意欲のあるうちに書いておこうと。そう思ったわけです。お米のとけしのブログでは、半年とか一年くらい期間を空けながら書いてきたのですが、2年前からスタートした、プログラミングスクール事業の方では、割と月イチとか、コンスタントに書いてました。2年経ってだいぶ新規事業の方も安定してきたので、お米のとけしブログでもこれからはちょくちょく書いていきます。よろしくお願いします。今回のテーマは、新規事業をスタートした事に対して色々整理してみようと。そういうわけでこうなりました。お米のとけしブログのコンセプトとしては、実は2軸あります。お米関係のうんちくを語る事と、経営の現場の、リアルな工夫や分析を語る事です。今回は後者のテーマで、これから新規事業を始めたい方のためににだらだらと書いていきたい次第です。ちなみにこちらが新規事業のホームページ⇒ジュニアプログラミングスクールコード

なぜプログラミングスクール事業だったのか?

お米の卸業者である、当社がなぜにプログラミングスクール事業をスタートしたのか?よく聞かれたり聞かれなかったりしますが、理由は3つあります。一つは、事務所が広かったから。、、、活字にすると、どうでしょうか?この馬鹿みたいに聞こえる理由は(笑)
職場の雰囲気
これが、プログラミングスクール事業開始前の我が社の事務所です。特段広いようには見えないかもですが、奥の方に2年くらい座ってないソファがあったり、かなりゆったりした間取りでした。そもそも、お米の卸売業なので、経理業務ぐらいしか、日中の事務所でやる事は無いわけです。そのため、本来手前のデスクスペースのみでホントはいいぐらいでした。
デスク
ココだけ!(笑)
駐車場が確保できる。これも大きかったですね。事務所の前には10台くらいは停められる駐車スペースがあり、これも活用できると思いました。
18時以降サービスを提供する業態が良かったから。すでに、①、②の理由から、事務所スペースを活用した新規事業をする事は決めていました。そこで、次に何をするか?色々考えました。当社の事務所の場所は、北谷町浜川にあり、基地所属のアメリカの方が多い地域です。なので、両替所や、外国人向けのリサイクルショップなどの業態を考えました。が、もう一つテンションが上がりませんでした。やっぱり自分のやりたい事でないと。当社の労働スタンスとして、18時以降はシャッターを下ろすというものがあります。求人ブログにも書きましたが、今後もそれは変わりません。興味があればこちらを→激集!沖縄で共に笑い、共に頑張るルート配送員を募集しています。そこで、18時以降にサービスを提供するような業態が望ましいと思いました。そこで、学習塾業態を思いつきました。18時以降に学生を受け入れてサービスを提供する業態です。
これからの若い人にとって、プログラミングが必要だと感じたから。僕は日経新聞が大好きです。最近よく見かける記事が、日本がIT系の特許でかなりの出遅れがあるという記事です。世界では、アメリカと中国の持つ特許がダントツで、日本はかなり引き離されてしまっています。今後人工知能による社会が形成されていく中で、プログラミング技術はニーズはとてつもなく大きいと。そこで、学習塾業態で、学生向けにプログラミングを教えようと考えました。「そうだ!学生向けのプログラミングスクール事業にしよう!」

思いつきから、新規事業を形にするまでに工程

皆さんにも経験があるかもしれませんが、新規事業って結構テンションの上がる話題です。仲間内で自分の考えたアイディアを披露し、「いいじゃん、いいじゃん」となるわけです。で、その後、一人で具体的に細かいところを考えていくと、途端にテンションが下がっていくわけです。「あれ、結構立ち上げにお金がいるな~」とか、「あ、最初のうちはどうやって集客しようか」とか、「そもそも人を採用できるのか?」などなど。そういう事をやっていくうちに、日常に忙殺され、「とりあえず、今忙しいから」となり、夢の新規事業はどこかに消えていきます。

新規事業を立ち上げる時の心構え

これまでも、色んな新規事業を思いつきました。たぶん今のこの文章を読んでいるあなたも、ひょっとしたらそうではないでしょうか。しかし、どうしても新規事業を具体化する段階で、わからない事がでてくるわけです。そのわからない事が不安感をつのらせ、足を鈍らせる事につながります。僕の場合、これまでもそういう経験をいっぱいしてきました。そのため、「わからない事は必ず出てくる」という事を強く自分に言い聞かせて、進めていきました。調べたり、考えてもわからない事は、やってみて、改善を繰り返していけばいいというスタンスです。

実際に立ち上げるためのインプットや分析

まず、新規事業を思いつきます。そして、自分のスタンス を固定化(とがった言い方をすると自分自身のマインドコントロール)する事に成功したら、次の段階に行きます。調査や分析を行います。僕の場合は、日経新聞でプログラミング学習やIT及ぼす社会への影響についての記事などを、切り取ってスクラップするようにしました。同時に、オンラインのプログラミング塾に入ります。自分の場合は、javaScript(ジャバスクリプト)を中心に、コマンドラインやネットワークについて一年くらい学習しました。最低限の知識をインプットした後、やはり事業化したいと思いました。そこで、採用活動です。

新規事業の採用活動

意外と書いてくうちに長くなってきましたね(笑)とりあえず、最低限の知識をインプットした後に思った事は、質の高い学習サービスを提供するためには、「IT会社で勤務経験があり、最新の知識にも明るい人」が必要だと考えました。ITの現場では、最新のテーマが次々と出てきます。知識の更新を習慣にしている人材が必要だと感じました。そこで、自分で簡単な採用試験を作成、最新キーワードを説明できるか、などを中心に作ってみました。

新規事業の求人を出す前に

沖縄の求人大手の、アグレさんとかに求人を出す前に一工夫しました。できれば今後新規事業の求人をする方には行ってほしい工夫です。それは、有料の求人サービスとは別に、自社メディアを用意しておくという事です。つまり、会社のフェイスブックページやブログ、ホームページを用意し、そこに求人情報について、深掘りされているコンテンツを載せておくという事です。僕の場合は、米卸事業の方で、その効果を実感していたので、新規事業も同じようにしようと考えました。ワードプレスで、プログラミングスクールのHPを作り、その中に求人についてのページを入れ込みました。が、ここまでせずとも、会社のフェイスブックページを作ればいいのです。そこに求人内容を深掘りした、働きたくなるようなコンテンツを載せましょうっ。なぜ別で用意しておく必要があるのか?それは、有料の求人サービスに載せられなかった部分を補強するためです。有料の求人サービス、特に紙面の場合、使えるスペースが非常に限られます。スペースを増やすと値段も上がるわけです。そして、採用される側からすると、応募する会社を事前に検索する事は、常識になりつつあります。その検索でヒットしないと、 「大丈夫かな?この会社、、」となるわけです。そこで、検索でヒットするようにしておき、そこに求人内容についての細かい情報や求める人材などを載せておく事で、求人誌を見て興味を持った人からの、実際に問い合わせの電話がかかってくる確率を上げていくわけです。実際はどうだったか?求めていた、「IT会社勤務経験が豊富で、知識を更新する習慣がある人材」を獲得できました。

新規事業のハード面を整える

新規事業を担当する人材も決まりました。次は、ハード面を整えていきます。具体的には①事務所を塾に改装する②看板を設置するの2つになります。事務所については、誰も座らないソファや、多すぎる事務机を自分たちで撤去!さらに、程よくオシャレに見えるために、色々考えました。ちょうど実家をリフォームして住みだしたタイミングで、思うところがあったので、それをリフォーム会社にオーダーしました。基本的には、壁紙と照明に着目しました。あくまで僕が勝手に思ってる事ですが、程よくオシャレに見せるためには、①スッキリとした空間(あまりごちゃごちゃしてない)②オシャレな壁紙③オシャレな照明(空間に陰影をつける必要あり)、、、、以上!①については、だいたいそうだよなってとこだと思います。②については、壁紙ブランドのカタログが手元にあったので、そこから探しました。そしたら、、、ものすごい気になる壁紙が。

サンゲツ
これね〜壁紙が黒板機能を持ってます。チョークで自由に書けて、黒板消しで消す事ができます。プログラムのソースコード(よく映画のハッキングシーンで出てくる、数字と英語の羅列。プログラマーはこれを書いてアプリなんかを開発します。)を書いておくと、オシャレに見えるし、プログラミングスクールらしいし、最高やないかい!と考えて採用。全部がこれだと、暗くなるので、半分くらいの面積で抑え、残りは白ベースの壁紙を選択しました。
壁紙S__3334148

③については、自分の家のリフォームの時に一番思った事でした。オシャレな空間は光の陰影があるという事。もともと明るい照明があった空間にさらに照明を足して、空間に陰影ができるようにオーダーしました。
ライト
なぜ、自分で空間作りの知識を持ち、考えるべきなのか?それは、格安で済ませる事ができるからです。外部に完全にお任せしてしまうと、余計なものまで投資してしまう場合があります。最低限空間を整えたあと、それ以上に必要であれば、段階的にお願いしていく方法もあるかと。あくまでケースバイケースですが。
あと、看板のデザインはいつも懇意にしている、ブリッジさんにお願いしました。相変わらずいいお仕事です。

外観コード

新規事業を立ち上げる時の心構えと求人とリフォームと。まとめ

いかがでしたか?今回は新規事業を立ち上げた時のリアルな現場をそのまま伝える事に注力してみました。まとめとしては、
①新規事業はいずれ必ず「わからない事」に突き当たるので、試行錯誤上等で!
②新規事業の求人では、自社メディアを用意しておく。
③ハード面の整備(リフォームとか)は、最低限のラインを決めて、余計な投資がかからないようにする。

いや~しかし、長くなりましたね。今回は立ち上げの経緯の話をしたあと、どうやってプログラミングスクール事業の集客を行っていったか、ウェブマーケティングの話を書きたかったのですが、、次回書きたいと思います。それでは、また~。


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